The link at the date of the calendar is an entry.
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告
07年春の18きっぷ旅行4日目その1
2007-06-02 Sat 21:33

3月16日

徹夜明けから名鉄祭りへ


朝8時にマンガ喫茶を出る。まさかの完徹…ありえねぇ…
この先どうすんだよ~眠くちゃ景色とか楽しめないじゃん。
がっかりしつつ大阪駅南側の松屋で朝飯を食べておく。
ちなみにこの松屋、夏の旅行でも来たお店でさ迷う心配がないので今回もお世話になる。時間はまだ9時前。
駅に行ってから考えるかな~と思い地下通路から駅へ。これが大失敗!ちょうど出勤ラッシュにぶつかり、駅の方から人!人!人!人!!

いやいやサスガは大阪。ラッシュすごいわ。デカい荷物を持ってこれに逆らうのは至難の業で壁にべったりへばりつきながらゆっくり進んでいった
。地上に出られる階段があったのでそれで抜け出る。上はまだマシ。信号がめんどいが駅にはたどり着けそうだ。
改札で3個めのスタンプを押してもらいホームへ。
まだ乗る予定の電車までまだまだ時間があったので昨晩と同じようにアナウンスの喧騒を聞きつつ、気がついたら新快速播州赤穂行きの車内に。
あれ? まぁいいや京都-姫路の東海道線と、JR東西線-福知山線がクロスするジャンクション駅、尼崎の様子でも見に行くか。
尼崎は駅の設備こそ大きいが周囲は割りとスッキリしていた。もっとゴミゴミしているかと思ったけど。
JR東西線も福知山線も快速の本数が少なくちょうど快速のない時間帯だったのでアナウンスは聞いていても面白みがなかった。
結局10分ぐらいしたら来た神戸線快速で大阪に戻る。
どうやらちょうどいい時間つぶしになったようで乗る予定の大和路快速まで20分とかそんなモンだった。
頼まれた分&自分の分のICCOCAを買い、大阪環状線のホームへ。

環状線は普通電車・大和路快速・関空・紀州路快速とで乗車位置をそれぞれ分けてあるので分かりやすい。
そして発車数分前に221系大和路快速が入線。


07-0056


ポールポジションであるドア間の真ん中ら辺の進行方向窓側をゲットし、一安心。
ここから奈良・亀山と紀伊半島のど真ん中を突っ切って名古屋へ抜ける予定だ。
大阪-名古屋なら東海道線の新快速を乗り継いで行っても速いし、近鉄アーバンライナーで行っても快適だが今回はかなりめんどいルートを回って行く。
西九条などを経由し割りと早く天王寺に着く。
既に眠気がバシバシだ。
あ~なんで完徹になったんだろ・・・?
案の定、天王寺を出発して大阪環状線から大和路線(関西本線)に転線したところで記憶はついえた。


気がつくと少し山間部を走っているようだった。
ん~にしても今日はいい天気だ!
山の景色と青空がいい感じだ
今どの辺なのかわからないがとりあえずトイレに行く。
駅間が長いし、立っている乗客もいないから安心して席を離れることができる。
関東では席を立つイコールその席を手放す、になるから恐ろしいもんだ。
席に戻り景色を眺める。
山間部ってことは生駒山地?とするとそんなに寝ていたわけじゃないみたいだ。
ま、まだまだ眠いので寝ようと思う。
が、その決意は次の駅あたりで破られることになる。
結構大きかったから王寺だろうか。
甲高い関西弁を撒き散らすものすっごいうっさい女8人組が乗ってきた。
奴らは車端部にいたのだが場所など関係ないかのようにうっさい。
なんでこうも女の関西弁は脳細胞を破壊するようなキンキン声を出すのだろう。
早く寝てくんねーかな、という思いが通じるはずもなく軍団は奈良で降りていった。
奈良駅周辺では高架化工事が行われていて、古都も大きく様子を変えようとしているようだ。
まぁ市街に入る寸前まで畑と水田ばかりってのはここでは突っ込まないでおこう。
そもそも古都ってのは静かな町だから趣があるんだしね。
奈良ではうっさい軍団と共にかなりの乗客が降りてガラガラになる。
次の木津では片町線(学研都市線)や奈良線との接続駅なので大きい駅と思いきや軽く期待を裏切られる。
学研都市線の開通で勝手に大きい町だと思い込んでたよ。
そして木津を出て車庫やら奈良線への分岐を見て程なく進むと終点の加茂。
加茂ではすぐ隣のホームからの接続で同じ18きっぷ旅行者と思われる人たちがダッシュしていった。
毎回のことなのだが僕は乗り換えはそんなに急がないので、というか荷物が多いから急ぐ気にならないので乗り換えには毎回出遅れる。
乗り換え列車は1両編成のキハ120系。

07-0057


しかも出ました!ロングシート!
車内は半分くらいの乗りで席をゲットするがロングシートなので荷物を置いて駅を散策、というわけにもいかない。
さっきの大和路快速から飲んでいたコーヒーも足元に置きながら飲むというちょいと情けない状態に。
どうでもよいが加茂という駅名は新潟にもあり、そちらも特急や快速「ムーンライトえちご」が止まる大きな駅だ。どうでもよい。


後続の大和路線列車が到着して高校生の集団やその他の客がドヤドヤこちらに乗り込んできて立ち客が出るほどの混雑になった。
ロングシート車1両に収まる量といえばそれまでだが、やっぱりクロスシート車2両とかのゆとりが欲しいもんだな。
まぁ同じ量の客を運ぶのにゆとりのために倍のコストをかけるのももったいないし、しょうがないのかな。

やがて関西線普通の単行列車は出発。
加茂を出るとすぐ川沿いを走るようになり、1駅も過ぎれば(田舎の1駅ってのは結構距離あるけどね)渓谷とも呼べるような景色に変わる。
全然予期していなかった景色だけに隠れスポットを見つけたようで嬉しい。
いや~にしてもすごい景色だ。
川面が緑とも青ともいえないエメラルドグリーンなのが美しい。

07-0058


隣の親子も景色に見入っている。うわーこんなにすごいのに寝そうでめっちゃ不安だわ。
まぁその予想は当然当たり1駅分くらい寝た。


でも起きたらまだ川沿い。良かったような良くないような・・・
でも起きた次の駅から川と離れしばらく山間を進む。そして一気に景色が開けて盆地になると伊賀忍者のふるさと(?)っぽい伊賀上野駅に着く。
この盆地一帯が伊賀地方らしいからこの駅が伊賀忍者に直結しているわけじゃない。
かなり南の方に近鉄の伊賀神戸駅とかもある。
また数キロは走ると再び山間部に入り柘植(「つげ」って読むのか?)に着く。草津線からの115系の連絡と対向車の列車交換を受けて発車。
柘植を出ると次は加太(「かた」だと思っていたら「かぶと」だった)。
ここでは「加太越え」と呼ばれるものが待つ。
碓氷峠、板谷峠、セノハチ越えのような峠越えだ。
どっちへ向かうのが上りなのか知らないが、柘植を出るとどんどん山が険しくなっていく。
ロングシートから見る景色は結構シンドイもんがある。
旅行はやっぱクロスシートじゃないとなぁ。

キハ120系は「軽快気動車」の異名のごとく軽やかに駆けてゆく。
いや、こっちからだと下っていくだけじゃん。
名古屋方面から乗らないと体感できなかったみたいだ。
ちょっと悔しいので先頭や最後尾の方から線路を眺める。
1両編成だから立ち客がいなければ前後を見るのはわけない。
列車は右へ左へ蛇行しながら峠を下っていく。

山間部で単行列車、う~んローカル線だなぁ~スイッチバックの信号所や加太駅は国道から離れているらしくうっそうとした山の、ど真ん中。いいよ、いいよ!こういうの!! 

こういう系列では木次線というスーパーローカル線を忘れてはいけないだろう。
いつ廃止になってもおかしくない路線だから早めに乗りに行きたいなぁ。ただ使われる車両がキハ120系(おそらくロングシート)なのがちょっとなぁ…
07-0059



加太越え、いや加太下りが終わると平野部に入りほどなくして終点亀山。
だだっぴろい構内に反比例して周りは田舎な駅だ。
まぁいいさ。ここから乗る列車はてっきりキハ75系だと思っていたのだが、なんと313系! 

07-0060



亀山-名古屋って電化されてたのか!知らなかった!キハ75系が転換クロスなのに対し、313系(関西線仕様)はセミクロスでボックスシートだからグレードは下なのだが、まぁボックス丸々一個占領できて足も伸ばせるので満足。
さっきの電車でほとんど飲めていないコーヒーやお菓子をついばみつつ発車を待つ
あ、そういえばワンマン運転で初めての先頭車かも。
乗客の入れ替わりが多そうでちょっと失敗したかも。
ちなみに亀山は関西本線と紀勢本線が合流する、交通の要所。
だったのだが河原田(かわらだ)から津までを伊勢鉄道がショートカットしたため、亀山は名古屋-紀伊半島への連絡機能はすっかりなくなってしまった。
長いホームに1両のディーゼル車や2or4両の電車しか止まらないことが一層その寂しさを増長させる。

07-0061


15分ほどして出発。
亀山から一気に伊勢湾沿いの市街地へ向かって行く。
住宅も増えてきた。
河原田で伊勢鉄道が合流し、しばらくの間だけ複線になる。
というか関西線は単線になったり複線になったりだ。
07-0063


コンビナートの煙突が見えてくると公害で名高い(なんて不名誉なんだ…)四日市。
この辺から近鉄線と何回か交差する。
しかしすごいのは交差するたびに近鉄線の電車を目にするということ。
近鉄とJRはたまにしか接近しないのに車両を見る頻度はJR線の対向列車を見る頻度よりずっと高く、おまけに近鉄は8両以上ときたもんだ。

気がつけばどっかの駅で学生が大挙して乗ってきて混雑してきた僕のボックスも女子学生が2人ほど入り込んできた。
ワンマン運転だから無人駅などでは降りるのに随分手間取っているみたい。
単線区間も多くて遅延が発生しそうなのに設備増強の様子は見られない。
平行する近鉄線と比べると車両も地上設備も雲泥の差がある。
これでいいのか?JR東海!?


名鉄津島線の引っ付く弥冨(やとみ)などを越え、近鉄と何度か並走を繰り返すと左手にヤードが広がり始める。
気がつけばあおなみ線と思われる高架も合流。さらに新幹線・東海道線・中央西線が並び、名鉄の大きな看板を仰ぎ見ると終着名古屋に到着だ。

07-0062



また来たぞ~名古屋だみゃ~~
名古屋といえばB級グルメの宝庫!きしめん・ういろう・味噌カツ・味噌煮込みうどん・海老フリャ~・ひつまぶし!
B級な割に結構お値段が張るのが困りどころ。

とりあえず旅行者には有名と思われるホーム東京方の駅そば屋できしめんを食う。
ここはシンプルな「きしめん」でも味の染み込んだあげにかつおぶしまで付いてきて、駅そばとしてはかなりクオリティが高い。
つゆも関東風と関西風の折衷といった感じなのもいい。
腹を満たした後は友達用に中京版SuicaであるToicaを買う。
こちらは関西のIcocaと違い、関東では使えないので自分の分は買わないことにした。
金の無駄だし。
そうこうしているうちに時間は過ぎていく。
一応組んであった予定では関西線が名古屋に到着してから15分で名鉄に乗り換え、岐阜に向かい、すぐさま折り返しで豊橋に向かうという予定も組んでいた。
これはどういうことかというと、ただ単に名鉄名古屋本線を端から端まで完乗してみたいなってだけ。
きしめんを食べた時点でそんなことは無理なのだが、まぁ最初っから本気でやろうとは思ってなかったしね。


てなわけで重たい荷物を持って名鉄名古屋駅に向かう。
ここで大好きな名鉄について語らねばなるまい!覚悟せい!
ここではネガティブスパイラルも返上だ。


名鉄こと名古屋鉄道。
パノラマカーで有名な同社だがこの鉄道のダイヤは非常に複雑でかつ、
マニア視点で見ると最高に楽しい。複雑と言っても現地の人はそれが当たり前のように使っているようだが。(てか自分の使う路線や種別だけがわかればいいからね。) 
もともと名古屋圏は「地元の人だけがわかればいい」みたいな意識があるらしく案内表記が他の地方に比べて異常に少ない。路線図ももう少し詳しくして欲しいものだ。

で、その名鉄のダイヤ、どのように複雑なのかというと。
まず1つ目にほぼ全ての路線が名古屋駅に集中しているということ。
北側は岐阜方面・犬山・新鵜沼方面と佐屋・津島方面の2方向。
南側は豊橋方面・西尾方面・中部国際空港(常滑)方面・内海方面・河和方面の各列車が集まっていくる。
名古屋駅自体も地下駅で、市営地下鉄線と近鉄線に挟まれ3面2線の手狭な構内で各方面の発着をさばいている。
有効長10両ぐらいのホームに4両編成ぐらいのが入線するかたちなので停車位置を方面別に変えて対処している。

そして2つ目に特急には特別車というJR東日本首都圏のグリーン車みたいなものが連結されていて、名古屋本線の名鉄岐阜-名鉄名古屋-豊橋・中部国際空港系統には「一部特別車」という扱いで2両が特別車、4~6両が特急券ナシで乗れる一般車の編成を運行している。
そして新鵜沼-内海・河和系統及び、佐屋-西尾系統・には「全車特別車」の特急が走る。
あと岐阜-中部国際空港の快速特急は名鉄の看板列車でもあり全車特別車、最長8両で運転される。

さらに3つ目に停車駅が複雑だったという点。
かつては特急と急行には「特別停車」「特別通過」というものもあり、同じ種別でも停車駅が異なる事態が発生していた。
中部国際空港が開港し名鉄常滑線が乗り入れた際のダイヤ改正で、今までの本線特急(名古屋以東の停車駅は名鉄名古屋・金山・神宮前・知立・東岡崎・豊橋)を快速特急とし、特急の停車駅にさらに新安城・国府(こう)に特別停車していたものを特急として両者の交互15分ヘッドの運転とした。
同じく急行系統も特別通過していたものを快速急行、特別停車していたものを準急とし、わかりにくさを解消した。
だが途中で種別が変わる運行もあり、まだまだ複雑だ。
なかには普通⇒急行⇒普通と2回も種別を変える運用まである。

それから名鉄では今後、特急系統を中部国際空港発着の快速特急(通称ミュースカイ)を除き、全て一部特別車に統一していくというアナウンスがこの旅行するちょっと前に出された。
一部特別車という非常に面白いシステムはこれからも末永く採用されるようで嬉しい。


さてさていい加減名鉄名古屋駅に向かおう。
名鉄名古屋駅をはじめとする名鉄○○駅は中部国際空港が開港するまで新名古屋・新一宮・新岐阜を名乗っていた。
こちらの方が僕は好きだったが空港の開港で名鉄ブランドを一層押し出すためなのだろうか。
でも新安城・新鵜沼・新羽島などはまだまだそちらを名乗っているのが嬉しい。
いちいち名鉄をつけるのがめんどうなのでこれからは個人的な愛着を込めて新○○駅表記でいこうと思う。

新名古屋の改札でまずSFパノラマカードを購入。
スルっと関西、パスネットと同じ類のものだが使うのは新名古屋-豊橋の一回きりなのでカードを買う意味はないが、ただ欲しいので買う。
そして窓口で今回のメイン、ミューチケットを買う。
ミューチケットとは特急券のことで、同じような名前のものが北海道にもある
。あちらはuきっぷ、uシートといい、u(ユー)のためのシート、u(優)良なシートなどの意味があった気がする。
ミューチケットは名鉄の頭文字Mのギリシャ文字、μ(ミュー)からきている。
チケット名はかっこいいのにシート自体は特別車なのがちょっとアンバランス。
でもアナウンスで「全車特別車」「一部特別車」の表記、放送があるとどことなくかっこいい!
しかもこのミューチケット、料金が距離に関係なく爆安の350円だ。
毎日使うのは大変だが、ちょっとした贅沢に使える金額だ。
金額の割に内装はいっぱしの特急車の設備を備える。そちらについては乗車後に話そうかな。(てか早く乗れよ)
ミューチケット自体は券売機やホームの発券機で手軽に買えるのだが、なぜか窓口で買ってしまった。
別に展望席を指名買いするわけでもなかったのに。


改札を通りホームに向かう
。豊橋行き一部特別車の特急が出て行くところで、15分待ちだ(そもそもミューチケットは指定券だから発車時間も指定しなきゃならない)。
その間にも各方面の列車が次々に発着する。
自動放送を流すヒマもなく全て肉声で放送が行われる。
それでも予告(?)案内はほとんどできず、入線してきた電車の案内で精一杯という感じだ。
07-0064


こっちも撮影に赴くが、停車位置がバラバラなので大変だ。荷物も放置だからうかつに遠くまで走るわけにはいかない。
それにしても本当にわけ分からないダイヤだ。
「木に注目せず森を見ろ」という言葉もあるが、ここに限っては木、つまり各方面別に注目して見て行かないとよくわからない。
まず木(各方面別)だけでパターンダイヤを組みそれらを統合して新名古屋に流し込んでいる感じ。本当によくできたダイヤだ。
07-0065


わずか15分たらずで3面2線しかない駅で上下線各方面の普通数本、急行4本以上、特急2本以上が着発していった。
そしてあっっっっっっっっというまの15分が経過して、1000系の豊橋行き 一部特別車 快速特急が入線する。
そういえば快速特急という種別は全国で4つくらいの会社で使われているが本家の京急、及び相互直通相手の京成では「快特」が正式名称で、名鉄・阪急では「快速特急」が正式名称だ。
どうでもよい。っていうか早く乗れ!

07-0066



入線してきた1000系 快速特急は豊橋寄り、前側2両が特別車で後ろ4両が一般車だ。
1000系の1号車の前半分は2階席であり先頭の景色が見れる展望席だ。
僕のアサインされた席は1号車の平屋部分。展望席でもないしモーター車(2号車)でもない。
ちょっと残念だったがさっそく席につく。
350円のくせに生意気にもフットレストが付いている!ヘッドレストも厚手だ。
競合するJR東海の新快速に対抗しようとする並々ならぬ気合が感じられる。
そう、名鉄名古屋本線の走る岐阜-名古屋-豊橋は完全にJR東海道線と競合していて、スピード・サービス・料金などに熾烈な競争が繰り広げられている。
この特別車という制度もかなり昔から採用された制度で、相当昔までは全車特別車は特急(30分おき)。同じ停車駅で全車一般車の運用は高速(30分おき)として走らせていたが、両方を併せて両者の利用機会を増やすための施策がこの「一部特別車の特急」(15分おき)という制度なのだ。
今では名鉄特急の一般車とJR313系新快速は運行本数も車内設備もほぼ同等だからこの「特別車」の存在は名鉄の大きなアドバンテージといえる。
安い特急料金で格上のサービスが受けられるのだから手軽な贅沢だ。


新名古屋を発車した快速特急は小駅を1つ通過し名古屋圏の副都心、金山、続いて常滑・内海・河和方面を分かつ神宮前に停車するとあとは知立(ちりゅう)まで停まらない。

ここで検札が入りミューチケットの確認をされる。すごく応対の良い車掌だった。
神宮前を出た快速特急は速度を上げ90kmオーバーに到達する。
鳴海あたりで先行する快速急行豊橋行きを追い抜く。急行をも平然と追い抜くのは気持ちいいものだ。
そして何より名鉄線はロングレールをあまり採用していないのかジョイント音が心地よくなり続ける。

07-0067


景色が開けてくると速度も最高の120kmに到達し、走行音も一層激しくなってくる。
今乗っている車両はT車(トレーラ車)でモーター音が響かないが、それでもすごくウキウキする走行音だ。
カーブのフランジ音(レールと車輪が軋むときのズズーという一般人には騒音に聞こえる音)が頻繁に聞こえるのも線形の悪い中でよく頑張っているなぁというのを感じさせる。
いつまでも聞いていたい。たまに70~80km程度に減速するのもやはり線形の悪さを感じさせる。
こういうのを目の当たりにするとやはり名鉄を応援したくなる。

やがてミュージックホンを鳴らしながら知立に到着。
ここからは前まで友達の住んでいた豊田方面と碧南方面へ三河線が分岐する。
ずっと前に友達の家に行くのにここで乗り換え、豊田へ向かったことがある。
その知立もすぐ出発し次の停車駅は東岡崎。
特急だと知立のあとは西尾線が分岐する新安城に停まる。
その新安城もポイントをガタガタと高速で通過。
景色も知立以前と比べるといくらか畑や田んぼの割合が増えてきた。
路線の上を愛知環状鉄道がオーバークロスし岡崎公園前駅を通過すると岡崎市の中心部・東岡崎。
案外知立から近かった。もっと遠いイメージだったのに。

ここ東岡崎までが断続的に続く市街地の終わりのようで、普通や準急・急行の一部は東岡崎止まりの運用も多い。
これから豊橋までが長そうなのに普通などは減便するわ特急はほぼノンストップだわでどこまで田舎っぽくなるのかに期待がかかる。
ちょうど隣に反対方向の新岐阜行き特急がミュージックホンを鳴らしながら滑り込んできたところで出発。
すぐに120km運転に入る。
岡崎城っぽいものを左手に見ながら市街地を抜けると丘陵が迫ってくる。
ここまでほぼ並行していた名鉄と東海道線も岡崎からはJRは海の近く、名鉄は山の中とお互いの路線が離れる。
期待通り山が迫ってくると人家も減ってくる。
東岡崎で減便されてるだけあって対向車も少なくなってきて駅の規模も小さくなってきた。
それでも国道1号線や東名高速道路と並走しながら東へ向かう様子はさすが日本の大動脈だということを感じる。
快速特急の速度もたまに落ちるがそれでも90km以上はキープしているようだ。
ジョイント音も相変わらず心地いい。
途中本宿駅付近で名鉄の車両工場を目撃し、留置してあった2000系ミュースカイが鮮烈だった。
07-0068



特急が停まる国府(こう)も若干減速しながら通過し豊川線を分かつと伊奈(いな)へまっしぐら。
気がつかない間に伊奈を通過し、JR飯田線との共用路線へ向かう。
伊奈-豊橋間は歴史的な経歴から名鉄と飯田線が線路を共有しており、その影響で名鉄の発着便数は大きく制限される。国府から豊川線が分かれるのも豊橋以外のディスティネーションを作るためだし、伊奈止まりの急行系統も存在する。
豊橋に発着できる名鉄の本数は1時間あたり6本。
15分ヘッドの特急系統に4本が割かれるから、急行系統は残り2本しか豊橋に入線できない。
しかも豊橋駅の名鉄の発着線は1本だけだという。
いくらなんでもヒドすぎる気がする。ますます名鉄を応援したくなる。

飯田線との連絡部を通過すると最高速度が90kmに制限される。
実際はもっと遅い速度で走っていてさっきまでの快走から比べるとものすごく遅く感じる。
せめてもの反抗が飯田線の所有する途中駅は名鉄車は全便通過しているというあたりか。

ここで車掌がまた車内を巡回。 
「ミューチケットを回収いたします」
「はい。あ・・・」
見事にミューチケットを回収された。
向こうのペースに乗せられて渡してしまったが渡してから自分の過ちに気付いた。
記念に欲しかったのに・・・

到着アナウンス直前で豊橋を出発した快速特急とすれ違う。
こちらの到着に合わせてホームから逃がしているようで、ダイヤのやりくりが本当に大変そうだ。
ポイントをガタガタと渡り終点豊橋に到着。
小1時間の興奮の時間が終わった。興奮のあかつきに名鉄区間だけでレポート用紙5枚分も打ってしまった。まぁいい、とりあえずは名鉄の終点豊橋だ。

07-0069


う~ん、本当にホームが1本分だけだ・・・

飯田線なんか車両も短いし発着数も少ないのに2本もある。名鉄の扱いがヒドすぎる。
到着した列車は急いで特別車の清掃に入り、一般車は座席の転換をする。
一度最後部へ写真を撮りに行き、改札のある最前部まで戻るがその間の観察だと乗車率はまぁまぁ。
昼下がりの始発駅としては善戦しているような気がする。
そして改札の前に乗り越し清算へ。
正直青春18きっぷを持っているし、JRと名鉄の間にラッチはないのだから18きっぷで改札を通過すればいいのだが、ここは名鉄さんのために律儀に料金を払う。
名古屋-豊橋は1080円だが買ったSFパノラマカードは1000円しかない。
まったくもって意味不明な清算だ。
カードと乗り越し料金を持って窓口へ。すると・・・SFパノラマカードは戻ってこなかった…カードくれ!という一言が言えず窓口を後にした。
今一件でちょっと豊橋が嫌いになったかも。


後半へ



スポンサーサイト
別窓 | 旅行記 | コメント:0 | トラックバック:0
<<07年春の18きっぷ旅行3日目 | ちょっとそこまで | 07年春の18きっぷ旅行4日目その2>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| ちょっとそこまで |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。